最近、「事実婚」という言葉がよく聞かれるようになりましたよね。
若い人の中でも婚姻届けをださず、事実婚として結婚する生活している人が増えてきました。
有名人では、女優の萬田久子さん、後藤久美子さん、歌手の椎名林檎さんなどが事実婚です。
通常、結婚といえば婚姻届けを提出し、相手の戸籍に入り、名前を変えることでスタートします。これを「法律婚」といいます。
「事実婚」の場合は、婚姻届をださず、戸籍に入らず、名前も変えず、一緒に生活をする関係です。
結婚式は法律とは関係ないので、事実婚でも挙げることはできます。
事実婚は一見、「内縁」や「同棲」と同じ感じに見えますが、「生計をともにし一緒に生活する」という点で異なります。
中高年の結婚でも、「法律婚」ではなく、あえて「事実婚」を選ぶカップルが増えてきました。
はたして事実婚は法律婚に比べて、どんなとメリット、デメリットがあるのでしょうか。
法律婚と事実婚の違い
法律婚と事実婚の差は、「婚姻届け」1枚を役所に提出するかどうかの違いなのですが、その差には大きなものがあります。
法律婚の場合には、戸籍に入籍することで、世帯主、その配偶者として法律的に守られ、いろいろな特典が与えられます。
法律婚の特典
- 配偶者控除、配偶者特別控除など税金の優遇
- 法定相続の権利
- 相続税の軽減
- 離婚時の財産分与、慰謝料の請求
- 離婚時の年金分割
- 相手の病気の説明
- 相手の手術の同意
以下の項目については、条件付きですが事実婚でも認められつつあります。
認められつつある事実婚の権利
- 健康保険の被扶養者
- 国民年金の第3号被保険者
- 遺族年金の受取
- 別れたときの財産分与
- 第3号被保険者の年金分与
- 生命保険の諡号受取人(契約会社による)
- 生命保険の代理請求(契約会社による)
- 会社の家族手当(会社による)
遺産の相続などについては、法定相続の権利はありませんが、「遺言」により財産の相続を受けることができます。
結婚の迷いを解消できる中高年の事実婚
最近は、事実婚や同性婚などに対して、少しづつですが社会の認識が変わりつつあります。
法律婚に比べれば守られる権利は限られていますが、この限定が中高年で結婚を迷われる方にとって、とても好都合なものなのです。
中高年世代の結婚で迷う理由を聞いてみますと、以下のようになります。
結婚を躊躇する理由
- 名前を変えたくない
- 相手の両親の介護はしたくない
- 親戚づきあいがイヤだ
- 離婚するかもしれない不安がある
- 遺産相続でもめたくない
- 相手の子供とのトラブルのが嫌だ
- 相手のお墓に入りたくない
実は、これらの理由のほとんどが、法律婚によって発生する権利なのです。
事実婚なら法律的に守られないかわりに、このような問題で悩む必要がなくなります。
現在社会は、事実婚、通い婚、パートナー、恋人など、いろいろな人生スタイルが選択できる時代です。
もし、上記のような理由で、結婚を悩まれている方がいましたら、ぜひ事実婚を検討してみてください。
結婚相談所には法律婚だけでなく、パートナー、恋人、通い婚、事実婚などを希望する方が、たくさん参加しています。
シニアからの結婚は、重くならない関係が一番。そう思われる方は、一度相談してみてください。
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